仕事や家庭など何かと環境が変化する3～4月は、
睡眠の質が悪くなりがちじゃ。
「何だか寝つきが悪い」「寝ても疲れが取れていない」
という悩みを抱えている方も少なくないじゃろう。
そこで今回は、このワシDr.リョウ＝ミンミンが、
はじまりのシーズンを
気持ち良くスタートさせるための、
睡眠の質を上げるコツを紹介させていただこう。

• 質の良い睡眠って
  どんな睡眠のこと？

  “質の良い睡眠”とはどのような睡眠なのか、具体的にご存じでしょうか？生活サイクルによって人それぞれな面もありますが、例えば睡眠時間は８時間くらいが目安と言われています。そして眠ろうとして10～15分程度で眠りにつけて、朝まで目を覚ますことなくスッキリ目覚められることも重要です。疲れがきちんと取れて、日中に眠気を感じることがなければ、質の良い睡眠を取れていると考えられます。

  

• 春先に睡眠の質が
  落ちるのには理由がある！

  「春眠暁を覚えず」という言葉の通り、春はいくら寝ても眠いですよね。言い替えれば、これは睡眠の質が低下しているということ。原因として、3、4月は仕事でも家庭でも何かと環境が変わる時期なので、ストレスを感じやすくなっていることが考えられます。そして日中と夜で激しい寒暖差があるのも大きな理由のひとつ。身体が温度変化についていけず自律神経の働きが乱れ、うまく眠れないケースが多いそうです。

  

• 睡眠の質が悪いと
  どうなるの？

  睡眠は身体の疲れを取ること以上に、脳と心を休めるという意味でとても重要です。睡眠の質が低下すると集中力が低下したり、情緒が不安定になりがち。仕事でのミスが増えたり、ちょっとしたことでイライラするようになったという方は要注意です。また、厚生労働省のホームページでは、慢性的な寝不足状態にある人は糖尿病や心筋梗塞、狭心症などの生活習慣病にかかるリスクが増えるという研究結果も紹介されています。

  参考サイト／
  厚生労働省 e-ヘルスネット「睡眠と生活習慣病との深い関係」
  

• 睡眠の質を上げて
  気持ちの良い新シーズンを！

  睡眠の質の善し悪しには、光がとても深く関わっています。朝起きたら15秒間しっかり光を浴び、夜は就寝1時間前から部屋を暗くするなど、光の浴び方にメリハリをつけることで自律神経の働きが整います。
  睡眠の質を手軽に上げるならアロマがオススメ。嗅覚は脳へダイレクトに伝わる感覚のため、香りによって自律神経のバランスを整える効果が期待できます。次に寒暖差によって自律神経が乱れないよう、日中や就寝中の体温にも気をつけましょう。昼間に眠くなって仕方ないという方は、20分以内のお昼寝をするのが◎