スキンケア&体調管理のためにも知っておきたい汗についての基礎知識！

夏本番はまだまだ先ですが、
早くも「汗」が気になるシーズンになってきましたね。
汗をかくこと自体が悪いことではないと分かっていても、
ニオイやベタつきなど、不快に感じる方も
多いのではないでしょうか。
今回は汗についての基礎知識とともに、
汗対策にオススメのインナーをご紹介！
本格的に暑くなる前に、しっかり準備をしましょう。

汗が気になる方に
オススメのあずやのインナー

主な理由は体温調節のため

汗をかく理由には大きく3つありますが、なかでも重要なのが体温調節のため。専門的な言葉では「温熱性発汗」と呼ばれます。
私たちの体は常に体温が一定ですが、暑いときや運動したときなどは体温が上昇し、そのまま上がり続けると脳や体の機能に障害が出てしまいます。汗は蒸発しながら体の表面の熱を奪うことで、体を冷やしてくれるのです。夏に道路に水をまく「打ち水」をイメージすると分かりやすいですね。
体温調節以外では他に、緊張したり驚いたりしてドキドキした場合にかく「精神性発汗」と、辛いものや酸っぱいものを食べたときにかく「味覚性発汗」があります。

エクリン腺とアポクリン腺で
ちがう汗が出る

汗は「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2つの汗腺から分泌されます。エクリン腺は全身のほとんどの皮膚の表面にあり、分泌される汗は無色・無臭。一方のアポクリン腺は主に脇の下にあり、ややニオイのある乳白色の汗を分泌します。
体温調節と刺激のある食べ物を食べた場合はエクリン腺から、緊張などでドキドキしたときはエクリン腺とアポクリン腺の両方からといったように、理由によってどちらの汗腺から汗が出るかが決まっています。
ちなみに緊張したときに汗をかく理由は、実はまだ解明されていないそう。「ストレスによって自律神経が乱れるから」という説が有力なようです。

細菌が汗を分解してできる
ニオイ物質のせい

汗＝臭いというイメージですが、実際には出たばかりの汗は無臭。脇下のアポクリン腺から出る汗にも、ほとんどニオイはありません。汗が臭いと感じるのは、実は汗とアカや皮脂などの皮膚の汚れが混じり合ったものをエサとする細菌がつくり出した、ニオイ物質のせいなのです。
エクリン腺から出た汗の場合はすっぱいニオイや雑巾のようなニオイがし、アポクリン腺から出た汗の場合はいわゆる「ワキガ臭」となります。
ちなみに運動不足などで汗腺の働きが悪い場合は、そもそもニオイやすい汗が出る場合もあります。

肌トラブル&冷えによる
不調の元に

かいた汗をそのままにしておくと肌の水分と保湿成分が流れ出てしまい、乾燥しやすくなります。また、皮脂だけが残ってベタついた肌になってしまう場合も。このような状態の肌は汗に含まれる塩分や尿素、汗をエサとする雑菌が侵入やすい状態のため、かゆみやかぶれなどの肌トラブルを起こしやすくなります。
そしてもうひとつ注意したいのが汗冷えによる不調。汗で湿った衣服が乾くときに気化熱として体温を奪っていくことで、体が冷えてしまいます。特に冷房が効いた部屋などでは思っている以上に体が冷えてしまい、内臓の働きが低下する原因にもつながります。

吸湿・速乾・通気性・
防臭機能などに
優れた機能性インナーで対策！

汗による肌トラブルや不調を防ぐには、かいた汗をそのままにしないことが重要。洗い流すか濡らしたタオルなどで、すぐにふき取るようにしましょう。とは言っても、衣服で隠れている箇所だと、すぐにふき取るのが難しい場合もありますよね。
そこでオススメなのが、吸湿・速乾・通気性・防臭機能など「汗対策」に特化した機能を備えたインナーを着用すること。
インナーで調整するいちばんのメリットは、着るだけで対処できることです。ご自身の悩みに合った機能と特性をもった商品を選ぶようにしましょう。